最近、変速メカの電動化が始まってはいるが、

基本的にロードバイクには、分解できないブラックボックスはない。

六角レンチとドライバーだけでも、結構なところまでバラバラになってしまう。

買ってすぐにイジるのは、シートポスト。サドルの高さだ。これは本当に
5㎜動かすと、乗り心地はガラッと変わる。それから同じようにサドルの
前後位置にも同じような効果がある。ビンディングを導入すると
そのクリート位置もしばらく少し変えては走ってみるというのを繰り返した。
一万円前後で買えるちょっとしたパーツ類が色々あって、
物欲を程よく満たしながら、時間も潰せる。

最初のメンテナンスは、チェーンの清掃とオイルの入れ替えだった。
そして、
まず最初に交換したパーツは、タイヤだった。
タイヤはもともと消耗品なのだが、0万以下のたいていの完成車の
デフォルトのタイヤは、最低レベルのものしか付いてこない。
バイクを買ったら、家に乗って帰れるように、とりあえず付けておくタイヤという位置づけだ。
クリンチャータイヤは最高級のタイヤでも一本6000円くらいで買える。とはいっても
3cmもないゴム製の輪っかが、数千円もする事が、最初は受け入れられなかったが、
一度交換すると最低でも3000㎞くらいは走れるだろうから、ビギナーなら半年から一年は楽しめる。
ここから僕の「バイクいじり」というロードバイクのもう一つの楽しみが始まった。
2010年5月・初めてタイヤ交換して感動した時の感想文
ミシュランプロ3 RACEというタイヤを購入した。
ロード用タイヤとしては、性能バランスの取れた定番モデルだ。スリックタイプのタイヤだが、
ロードレーサーの速度では、ハイドロブレーニング現象は起こりえないので
トレッドがないスリックの方が性能は高いとの説明書きがある。
一時間くらいかけて前・後輪とも、自分で付け替えたが、
タイヤレバーの使い方が果たして正しいのかは、分からない。

今日は、夏のような日差しで汗が目に滲みる中、

わくわくしながら朝から小田原城コースへ出発。

新タイヤの感想をまとめると、乗り心地は、柔らかな消しゴムのようなマイルドな感触で、

路面にくっつくというか、タイヤが跳ねてグリップを失うという感触が無い。

大きな違いは、60km以上走行した帰路で実感したが、

時速30km台前半を越えてからの加速が軽い。時速40kmに達するのに
ストレスがないといった感じだ。平均時速も1,2キロ上がっている。
唯一地面と接触しているタイヤ交換こそが、最も効果のあるグレードアップだと、
今回のタイヤ換装ではつくづく体感した。
もっとも、最初に最廉価のタイヤを
使用したからこそ、その恩恵を感じる事が出来たのだから、
僕はある意味
ロードバイクを満喫していると言えるかも知れない。・・・・

その後、僕が自分の手で交換したもの。
バーテープ、ステム、ハンドルバー、チェーン、ホイール、サドル、シートポスト
そんな感じで、イジった回数や箇所が増えるにつけて、
バイクのオリジナル感が増してゆく。

10413小田原




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