過去、ダイエットで話題になって印象に残っているのは、
油抜きダイエット、甘いモノも食べてよいが、油を徹底的に排除するとか
菜食、文字通り肉を食べないとか、今はやりの炭水化物抜きダイエット。
結論から言えば、何かの栄養素を諸悪の根源のように標的にするのは
ヤツ当たりもいいとこだ。動かずに無駄に食べ過ぎていると太る。食べ物は
バランスよく適量食べる。太りたくなければこれしかないだろう。

糖類=カーボン 多糖類>二糖類>単糖類
炭水化物(糖+食物繊維)は、最近のダイエットでは、標的になりがちだが、
やはり総摂取カロリーを抑える為に、意識して取り過ぎないようにはしている。
エネルギ-源としては、シンプルな分解経路でストレスなく吸収される
優れた栄養素だし、特に脳や無酸素運動時の筋肉はグリコーゲン(糖)を
エネルギー源としているので、欠かすことの出来ない栄養素であることに
間違いはないので、摂取カロリーの60%程度を炭水化物で取ることは大事なことだ。
多くの民族が、麦、芋類、米などを主食にしているのは、長い歴史の中で
収斂された結果だろう。
米には、絶対量は少ないがアミノ酸=蛋白質も含まれている。
いわゆるアミノ酸スコアは結構高い。
白米と大豆を一緒に取れば、なんとか必須アミノ酸の欠乏をまぬがれる。
江戸時代あたりの日本人が頻繁に肉や卵を取らなくても、
山盛りのご飯を食べることで、頑健な体を維持出来たのはそのせいだ。
もちろんこの時代の人達は、歩く、体を動かすというカロリー消費は、
現代とは比べものにならないが。
トランス脂肪酸(マーガリン)や添加物を多く含む日本のパンよりは、
随分マシな食材だと思う。
玄米を食べるとVB2、ミネラル等も摂取できるが、その絶対量はわずかなので、
現在の食材豊富な日本の現状であれば、そのような栄養素は
豚肉やニンニクや魚貝などの他の食材に任せて、
美味しい白米を食べた方が早いとおもう。
タンパク質=プロティン > ペプチド > アミノ酸
蛋白質は、20種類あるアミノ酸の組み合わせで構成される物質の総称。
その種類は何万もあるらしい。アミノ酸がいくつかまとまるとペプチドと称される。
その中で人間が食事の形で外部から摂取しなければならない
9種類のアミノ酸(=必須アミノ酸)を
バランスよく含有しているかどうかをアミノ酸スコアとよぶ。
ちなみに米と大豆を一緒に食べると、アミノ酸スコアは100(満点)になる。
「蛋白質は貯金できない」プロティンに関しては、これがキーワードのようだ。
やみくもなダイエットでは往々にして、犠牲となりやすい栄養素ではあるが、
筋肉や髪や皮膚は、すべて蛋白質で形成されており、常に再生されているので、
必須の栄養素で、1日の必要量は適正体重×1.5g~2gが目安となる。
ただし例えば生の牛肉100gには水分・脂肪・繊維・その他が
含まれるので、純粋な蛋白質摂取量は25g前後でしかない。
かといって一度に肉を必要以上に大量に食べても、蛋白質は、
脂肪に変換されて贅肉を増やすか、消化不良のまま排泄されるだけだ。
消化の過程が複雑なので一度に取りすぎることは消化器官に負担がかかる。
やはり適量を適当な頻度で取る必要がある。

コラーゲンは皮膚を形成するタンパク質という理由で、
コラーゲンを含む食材を勧めたり、
はたまた皮膚に塗ったりと騒がれた時期があるが、
先述したとおり、タンパク質は体内で
アミノ酸にまで分解されてから体内に吸収され、
もう一度必要なタンパク質に再合成されるので、
コラーゲンを摂取すればそのままの形で吸収されるわけではない。
もちろん、エイリアンでもなければ皮膚から栄養素の吸収など出来ない。

脂肪=FAT=油

ダイエットでは悪役扱いされがちだが、脂溶性ビタミンの摂取も含め、
血管の強化等に必要なコレステロールを含み、必要不可欠な栄養素だ。
ちなみにコレステロールに悪玉とか善玉とかあだ名をつけて、
情緒的に忌み嫌っているのは、先進国では日本だけだ。
それよりもトランス脂肪酸(本来常温で液体である植物油に水素を
添加して固形化したもの)の代表のマーガリン、ショートニングは、
先進国では表示が義務付られており、使用禁止されている例も多いが、
日本ではなんの規制ない。
脂肪は1gで9kcalとエネルギー効率が良いので、脂肪が含まれると
美味しく感じる様に人間の味覚は設計されている。
その為取りすぎる可能性があるが、加熱していない植物油=ゴマ油、
オリーブオイルは意識して取るようにしている。ただし、現在の環境において
ファーストフードなどに必要以上の油脂が使われていて、
どうしても摂取過剰になる。
ビタミン、ミネラルは、長くなったので省略。
 食物繊維は、今は腸内細菌がどうしたとかで、重要視されているが
 20年くらい前は無用の長物みたいに言われてたようだ。 

1月江の島