今年もツール・ド・フランスの季節になったが、
ロードバイクに乗るようになって、何冊かツール・ド・フランスに
関する本を読んだ。
おかげでインデュラインとかイノー等の伝説の名選手達の名前に
親しみがわくようになってきた。
そんな中でも、伝説のヒルクライマー、マルコ・パンターニは、
僕の中ではやはり輝きを放っている。
彼の全盛期は短く、その死期の状況はとても悲しいものだが、
それだけにDVDで何度も見た、あのツールでのヒルクライムは、
海賊というニックネームもあいまって、奇跡のように美しいものに見える。

身長172cm、体重57kgの彼が、ダブルツールを獲った1998年に乗っていたのは
Bianchiの Mega Pro XLというアルミバイクで、重量は6.96kg。
ちなみにサドル高710mm、うん、サドル高は僕とほぼ同じだ。
身長は僕の方が4㎝位高いのに、足の長さは同じくらいということかな。
トップチューブ長519mm、サドルトップ~ハンドル芯520mm。
=どちらも、僕より2㎝くらい短い。
つまり胴体は僕よりとても短かったということだ。
ギア比は、なんとフロント54×44、リア12~23Tだった。
ラルプデュエスの激坂をこんなギアで登っていたとは、驚きだ。
ちなみにラルプデュエスの麓からのヒルクライムの彼のタイムは、
いまだ破られていないが、あの激坂を平均時速25㎞で登った。
つまり僕が平地を走るように、
パンターニは平均勾配7.8度の急坂を13.8㎞登ったようだ。

パンターニ


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